脊柱管狭窄症ってどんな病気?

「歩き始めてしばらくすると足がしびれる…少し休むとまた歩けるようになる…」

こんな症状はありませんか?

このような症状を間歇性跛行(かんけつせいはこう)といい、脊柱管狭窄症の特徴的な症状です。

脊柱管狭窄症の場合は、坐骨神経痛とよばれるお尻の下から足にかけて痛みやしびれが出ます。脊柱管は椎間板や靭帯、関節などに囲まれていますが、年齢とともに背骨が変形したり、椎間板がすり減ることによって引き起こされるため、寿命が延びたことによって現れた「現代病」とも言われています。

首が前に傾き、顎が突き出し、背中が丸くなる。お腹が前に突き出し、腰が曲がる。

など姿勢が悪化することで、脊柱管も変形し、神経や血管が圧迫されるようになり発症するのです。

脊柱管狭窄症は前かがみの姿勢をとっていると、症状が軽減するという特徴があります。これは前かがみになることで、狭くなった脊柱管が広がるためです。逆に、腰を反らせた姿勢だと、脊柱管が狭くなり神経が圧迫され、痛みやしびれが悪化します。

杖をつく、シルバーカーを押して歩くなどで症状を軽減することも可能ですが、しかし楽だからと同じ姿勢を取り続けると、使われなくなった筋肉が衰え、それ以外の姿勢を取りにくくなるため要注意!

次回は日常生活に取り入れやすい、症状を和らげるポイントをお伝えします。

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