女性に起こりやすい腰痛

肩こりや腰痛は、女性にとって身近な症状の一つです。
これらの症状は、一日中デスクワークをしていたり、携帯電話やスマートフォンを使いすぎたりすることによる疲れや、女性ホルモンのバランスが大きく影響していると言われています。
しかし、女性が腰痛になる原因はそれだけではありません。
この記事では、女性に多い腰痛の原因についてご紹介します。
また、後半では、骨盤の矯正によって得られる効果についてもお話させていただきます。

女性の腰痛を引き起こす5つの要因
女性の腰痛の原因は、主に以下の5つのタイプがあります。

  1. 筋力不足や骨盤・背骨の歪みが原因で起こるタイプ
  2. 体の冷えによって起こるタイプ
  3. ホルモンバランスの乱れによって起こるタイプ
  4. 姿勢が悪く、腰に負担がかかっているタイプ
  5. 婦人科系の疾患によってもたらされるタイプ

それぞれのタイプについて、解説していきます。

(1)筋力不足や骨盤・背骨の歪みが原因で起こるタイプ

筋力不足や骨盤・背骨の歪みが原因で起こるタイプ

最も一般的な腰痛で、筋肉の衰えや骨盤・背骨の歪みによって起こります。
筋力が低下すると、背骨や骨盤を支える力も低下し、その結果、歪みが生じ、炎症や痛みを引き起こす可能性があります。
年齢を重ねるごとに、特に30代以降、筋肉は衰えていきます。
また、バランスの悪い食生活が筋力の低下を招くこともあります。
そもそも女性は、男性ホルモンのテストステロンが、男性の10分の1から15分の1しか分泌されていません。そのため、女性は運動をしても筋肉がつきにくいのです。
また、月経周期によりエストロゲンが分泌されにくい時期があることも原因です。エストロゲンは男性ホルモンの代わりとなる女性ホルモンですが、時期によって分泌量が変わってしまうため、女性は筋肉がつきにくいのです。
また、筋肉量が少ないと、熱を生み出すことができず、結果的に冷えを感じるようになります。
そして、筋肉量が不足すると、体を支える力が弱くなったり、姿勢が悪くなったります。これらはいずれも腰痛を発症する原因です。

(2)体の冷えによって起こるタイプ

体の冷えによって起こるタイプ

2つ目の腰痛は、体の冷えによって起こるものです。
このタイプの腰痛は、お風呂に浸かることで解消されるのが特徴です。
体の冷えは冬だけと思われがちですが、夏場の冷房の効きすぎでも起こります。
そのため、暑い季節でも注意が必要です。
家の中が暑くなると、ついつい冷房を強くしてしまいがちですが、長時間そうしていると、やがて体が冷えてしまうのです。
肌寒く感じるほどエアコンを使う人は、室温が十分下がったら一度温度上げるなど、冷えすぎないようにすることをおすすめします。
職場で、エアコンの温度設定が管理されている場合は、上着を羽織るなどご自身で体内温度を調節するよう心がけてください。
もともと女性には子宮や卵巣など、血液の流れを阻害する内臓が多いため、血流が悪くなりやすいです。
生理中は血流が悪くなるため、全身に熱が行き渡りにくくなり、さらに冷え性を助長してしまいます。
また、下着や締め付けが強い服装も、血行不良の原因のひとつです。
筋肉量の減少や血行不良も体の冷えにつながっています。

(3)ホルモンバランスの乱れによって起こるタイプ

3つ目のタイプの腰痛は、ホルモンのバランスが崩れることで起こるものです。
生理痛や生理は、いずれもホルモンバランスの乱れが自律神経に影響を及ぼしているため起こる症状です。
また、女性は甘いものが好きな人が多く、つい食べてしまうという人もいるでしょう。
実は、甘いものを過剰に食べると、自律神経に影響を与えることが分かっています。
さらに、ストレスが原因でホルモンバランスが崩れる可能性もあります。
その結果、腰の痛みはもちろん、頭痛や肩こりなどの症状も出てきます。

ホルモンバランスの乱れによって起こるタイプ
  • ・寝ようと思っても、なかなか寝付けない
  • ・イライラすることが多い
  • ・不安な気持ちを抱えている
  • ・お腹が空いているのに、何も食べる気になれない
  • ・休みの日でも、仕事が気になってしまう

上記のような状況に心当たりがある方は、慢性的なストレスからくる腰痛に悩まされている可能性があります。

(4)姿勢が悪く、腰に負担がかかっているタイプ

日常生活の姿勢によって腰に負担がかかることが、4つ目のタイプの腰痛の原因です。

姿勢が悪く、腰に負担がかかっているタイプ
  • ・デスクワークで座ったまま長時間同じ姿勢を維持する
  • ・猫背になっているように感じる
  • ・ハイヒールを履くことで、姿勢が悪くなる
  • ・バッグを肩にかけるとき、左右を変えずいつも同じほうにかけてしまう
  • ・子供を抱っこしているときに、腰が反ってしまう

このような方は、腰にかかる負担が腰痛の原因になっている可能性があります。
この項目に該当する人は、毎日の生活で姿勢を意識してみましょう。

(5)婦人科系の疾患によってもたらされるタイプ

婦人科系の病気も、腰痛の発生源となります。
具体的に言うと、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫などです。
こちらで起こる腰痛及び疾患に対しても、鍼灸や整体で対応する事が出来ます。

骨盤の施術で得られる効果

(1)内臓の位置の調整が行われる

内臓の位置の調整が行われる

骨盤のゆがみが修正されると、「腹膜」「骨盤内臓器」「骨盤底筋群」は、解剖学的・生理学的に適切な位置に戻ります。
骨盤が歪んでいると「骨盤底筋群」が正しく機能しないため、内臓が下がり、機能が低下してしまいます。体は内臓を守ろうとするため、その結果、下腹部に皮下脂肪が蓄積されます(ぽっこりお腹)。
骨盤内の臓器はすべて腹膜で連続しています。骨盤や背骨の正しい位置が矯正されれば、構造的なストレスが緩和されることになります。その結果、副交感神経の活動が高まり、内臓の活動、特に代謝が活発になります。
内臓の状態が改善され、体内の毒素の解毒が早くできれば、代謝が内側から活発になります。これは、胃腸が消化吸収を滞りなく行ったり、肝臓が老廃物質を分解・排出したりする作用がスムーズになるからです。

(2)柔軟性を持った身体になる

柔軟性を持った身体になる

骨盤の周りには、多くの筋肉や靭帯があります。これらの靭帯は構造的に柔軟性に欠けるものが多いため、骨盤が歪むと、骨盤からつながる筋肉(固有背筋、腹筋)が硬くなってしまいます。
腰を回すスポーツ、例えばゴルフや野球のスイングの中心は骨盤と背骨であるため、「骨盤の歪み」や「背骨の可動性の低下」は、ケガだけでなく、パフォーマンス低下のリスクも高めることになります。

(3)筋肉にかかる負担の軽減

骨盤と背骨は身体の真ん中に位置しています。
人が立っているとき、重心の基準となる「重心線」と呼ばれるものがあります。
この重心線を横から見ると、人間は背骨に作用する「外力」(圧力や重力)を分散させるために不可欠な「S字湾曲」を持って生まれてきていることがわかります。背骨や骨盤にこの「S字湾曲」がないと、外力が分散されず、特定の箇所に負担がかかることになります。
例えば、骨盤に5度の歪みがあれば、頭部付近にも歪みが発生しますが、背骨の中心から遠くなるほど、動く幅は大きくなります。頭部は見た目以上に重く、総重量の10〜13%、約5kgを占めています。仮に頭の重さが5kgだった場合、頭を下から支えるのに必要な力は5kgとなりますが、重心の位置が変わることで、5kg以上の重さを支えることになり、負担がかからないはずの首から肩、背中にかけての筋肉にコリや張りが生じます。

いかがだったでしょうか。
腰痛とともに、頭痛、肩こり、不妊症、子宮内膜症、つわり、逆子、更年期障害など、さまざまな症状を経験する女性も珍しくありません。当グループは開院以来、女性特有の症状でお困りの多くの女性をサポートしてきました。そのため、自信を持って治療やアドバイスをさせていただくことができると考えております。

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