妊娠中に整体を受けてもいいの？

一般的な整体やマッサージでは、妊娠中はサービスの提供をお断りとしているお店があります。なぜなら妊娠中は強い刺激を受けると、お腹の赤ちゃんにダメージを与えてしまう可能性があるからです。
一方、マタニティ向けの整体サービスを提供している店では、妊娠中の体をいたわりながら施術を行います。施術前のカウンセリングで心配なことや体調の変化を聞き取りますので、ぜひ安心して整体を受けていただければと思います。

妊娠による体の変化

妊娠によって女性の体にはどのような変化が起きるのでしょうか。主な2つの変化について解説します。

つわりとは？

つわり（悪阻）とは、妊娠初期（5週目以降）から現れる食欲不振・吐き気・嘔吐などの症状です。つわりが発生するメカニズムは解明されていませんが、約8割の妊婦さんが体験するといわれています。つわりの程度や期間は個人差が大きく、一般的には妊娠10～12週目辺りで治まる方が多いようです。

ホルモンの変化

妊娠中は月経が止まり、女性ホルモンの分泌量が大幅に増えます。出産に必要な体の変化を引き起こすために必要ですが、急激な変化によって体調不良を起こすこともあります。ホルモンの分泌は自分ではコントロールできないため、心身の変化に戸惑うこともあるかもしれません。

マタニティ整体とは

上記のような体の変化を改善するために行うのが、マタニティ整体です。マタニティ整体の特徴やサービス内容を紹介します。

お腹に負担のかからない姿勢で

整体ではうつぶせになり上から指圧することが一般的です。しかし、妊娠中はお腹に強い圧力をかけることは良くないため、横向きや仰向けで整体を行います。また、ボキボキと骨を鳴らすような強い施術ではなく、ソフトな圧力で辛い症状を改善させていきます。

我慢は禁物

妊娠中は体調の変化が大きいため、施術中に痛みや辛さが出てしまったらすぐに申告しましょう。また、体調が悪い時は無理に通うのではなく、キャンセルをして体調が戻ってから予約を取り直してください。また、なるべく1回の施術時間は90分以内と、長すぎない方が体の負担を減らすことができます。

マタニティオイルトリートメントもおすすめ

マタニティ整体の中には、体に直接オイルを塗って施術を行う「マタニティオイルトリートメント」>もあります。特に妊娠中にトラブルとなりやすい足のむくみに効果的です。オイルの香りはリラックスして自律神経を整える働きもあります。
当サロンで使用すオイルはヨーロッパの厳しい基準を満たしているオイルを使用し、完全なオーガニックになります。

マタニティ整体のメリット

マタニティ整体を行うメリットを3つ紹介します。

骨盤矯正

妊娠中は赤ちゃんが骨盤を通って出産できるように、通常よりも骨盤が動きやすい状態となっています。さらに体重の増加やお腹の張りによって、普段よりも正しい姿勢をキープしづらく、骨盤が歪みやすい傾向です。一般的には出産後に骨盤矯正を行うケースが多いですが、実はマタニティ整体によって妊娠中から骨盤の位置を整えておくこともできます。
また、骨盤の歪みは逆子や、産後の恥骨結合離開の原因、足のむくみ、妊娠中のお尻の痛みにもつながります。

肩こり・腰痛の改善

妊娠中の女性ホルモンの分泌の影響で、血行を良くする自律神経の働きが弱まることがあります。そのため、全身の血の巡りが悪くなり、肩こりや腰痛を引き起こします。妊娠していない時であれば、気軽にシップや飲み薬などで改善することも可能ですが、妊娠中のシップの使用は当サロンではオススメしておりません。
なぜなら経皮吸収による子宮への影響を完全に否定する事が出来ないからです。

産後の体調変化にも

出産後は急激に女性ホルモンの分泌が止まり、心身共に負担がかかります。さらに初産であれば慣れない新生児のお世話、2人目以降だと新生児と上の子供のお世話によって、十分な休息すらままならない時期を迎えるでしょう。そのため、出産後よりも外出しやすい妊娠中に、マタニティ整体で体の調子を整えておくことがおすすめです。また、妊娠中に信頼できる整体を受けられる施設を見つけておくことも、産後に通いやすくなりますよ。

妊娠中は心身共に変化が大きい時期なので、悩みや不安が尽きません。そんな時に少しでも心と体が楽になるマタニティ整体はおすすめです。妊娠中だけでなく産後の体調の変化にも効果的ですので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

当サロンの技術監修しているのは、産婦人科や婦人科でのマタニティ整体や鍼灸での施術経験が豊富です。
他では断られてしまった方でも当サロンでは、お受けする事が出来ます。
また、逆子のお灸や妊娠中のうつ、こむら返り、妊娠性頭痛などにも鍼灸や整体での対応が可能です。